最近はホテルにも各部屋にインターネット接続サービスが準備されるケースが増えました。
Wi-Fiが用意されていたり、電気のコンセントのすぐ横に有線LANポートが用意されていたり、そういったケースが一般化しています。
出張先や旅行で出かけた場所で、スマートフォンの通信容量を気にせずネットを利用できるサービスはとても便利でうれしいものだと思います。
ですが、やはり公共サービス的なものの一つですので、自宅のインターネット接続回線とはいろいろと異なる部分があります。
この記事ではそういった面で気をつけなくてはいけないポイントなどをまとめます。
通信速度はそこそこ
まず最初に通信回線の品質ですが、こちらは特に高いものではない、と思っておくほうが安全です。
特に通信速度は、大本は1本だけの光回線などをホテル一棟の部屋全部(+ホテル自体の設備)で共有する形になると思われますので、特別高速な通信速度が出ることには期待できません。
また、全ての部屋で安定した接続を行えるようにするために、1つの部屋で使える通信速度に制限がかけられている可能性もあります。
ただ速度の制限が行なわれているとしても、一般的なWebサイトの表示や通常画質のネット動画程度は問題なく利用可能なレベルの通信速度は確保されていると思います。
そういった使い方ができなくては本末転倒ですから。
使えるサービスが限定されるケースがほとんど
ホテルでのインターネット接続回線サービスが提供されるようになった当初は結構設定がルーズで、自宅から利用できるサービスと同じようにほとんど全てのネットのサービスが使えてしまったりもしていました。
ですが、今はそのあたりはきちんとした設定が行なわれて、というよりは制限がかかるようになったと言った方がわかりやすいかもしれませんが、使えるネットのサービスが限定されていることがほとんどです。
基本的にはWebサイトを利用するための「http」とか「https」以外の通信手順は通らない、と考えた方が良いでしょう。
ブラウザゲーム以外のネットワークゲームも基本アウトの可能性が高いです。
LINEやSkype、Slackなど、メジャーなインスタントメッセンジャー系のサービスは今ならば大丈夫になっているかもしれません。それぐらいにこの手のサービスは普及していますから。
ただ、そのあたりもホテル側の考え方一つです。全てのインターネットのサービスが使えるとは思わないでおくほうが良いでしょう。
セキュリティには注意
ホテルで使えるWi-Fiや有線LANは、基本的にはフリーWi-Fiや公衆無線LANと同じようなものと考えた方が安全です。
ですので、スマートフォンのテザリングを使ったりモバイルWi-Fiルーター経由でインターネットに接続するよりも、ずっとしっかりとセキュリティには注意する必要があります。
公衆無線LANを利用する場合の注意事項がそのまま当てはまりますので、セキュリティ面にリスクのある使い方は避けた方が良いです。
ホテル全体で一つのLANを組む形になっている可能性もありますので、他の部屋で使われているパソコンが見えることもあるかもしれません。逆に他の宿泊客から自分のデバイスが見えてしまうかもしれません。Windowsパソコンではフォルダの共有設定などに注意しましょう。
また、パソコン、スマートフォンともセキュリティソフトはしっかりと入れておきましょう。
おすすめのソフトは以下になります。
ウイルスバスター
ウイルスバスター クラウドは7年連続セキュリティソフト販売本数NO.1*1の脅威を未然に防ぐ総合セキュリティ対策ソフトです。
ウイルスバスター製品ラインナップ一覧Surfshark Antivirus
Surfshark Antivirusは、Windows、Android、およびmacOSで利用可能なマルウェアやその他の高度な脅威からデバイスを保護するウィルス対策ツールです。
以上になります。