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2019年10月からサービス開始!?楽天モバイルはいったいどうなった?

2019年10月より第4の携帯電話会社として参入することが報じられていた楽天モバイルですが、どうやらフルサービス開始に関して暗雲が立ち込めてきたようです。

そして未だに新料金プランや契約方法など、公式サイトでも公表されていない楽天モバイルの携帯電話会社(MNO)としてのサービス提供は可能なのでしょうか。

基地局開設に遅れが生じていた
楽天モバイルに対してはかなりの期待をしている総務省ですが、その思惑通り物事が進んでいないようです。8月に行われた総務大臣による記者会見では、楽天モバイルの基地局開設状況が6月時点で遅延していることを認識していたようで、すでに楽天モバイルには口頭による注意や修正案を出すように指導済みであることを公表しています。

昨年、携帯電話事業者としての営業資格を取得したときにも、設備投資費をあまり捻出していない計画に他の携帯電話会社からは「見通しがあまい」という指摘を受けていた楽天モバイルですが、見通しの甘さが今回のフルサービス開始の遅延につながったと言われても仕方がないのかもしれませんね。

10月から始まる楽天モバイルの携帯電話会社としてのサービスに期待していた人たちも、現状を見て「どうなるのだろう」と不安に思っていることでしょう。そんな矢先、楽天モバイルとしては一部限定でサービスを提供する「無料サポータープログラム」を発表しました。このプログラムをもってサービス開始とする考えのようです。

10月から開始される無料サポータープログラムとは?
楽天モバイルでは2019年10月より、無料サポータープログラムを提供します。

このプログラムに参加したい人は、10月1日の午前0時から9時59分の間に公式サイト内にある申込みページより受付を行う必要があります。ただし、このプログラムを利用するには条件があって、その条件に合わない人は利用することができません。

無料サポータープログラムに申し込める対象者は、東京23区、大阪市、名古屋市、神戸市に在住の方、満18歳以上の方、楽天モバイルに対して新規またはMNPで契約できる方となっています。

利用できるサービスは、国内通話、データ通信、国際電話、データ通信の国際ローミング、SMSを利用したメッセージのやり取りとなっています。しかも国内・国際電話やデータ通信に関しては無制限で、利用料金は0円での提供としています。

なお申込み人数が5,000名までとなっており、それ以上の申込みがあった場合は抽選となるようです。

楽天モバイルとしては無料でサービスを提供する代わりに、品質テストやアンケートへの回答、楽天モバイルの回線に対応したスマートフォンを利用すること、という条件を提示しています。

そのため、送られてきた楽天モバイルのSIMカードを、すでに利用しているSIMフリースマートフォンに入れて利用することなどはできないと考えて良さそうです。

このようにフルサービスの提供を開始するというのではなく、地域限定、期間限定でテストに参加してくれるユーザを募り、使い勝手をレポートしてもらう代わりに無料でサービスを提供するテスト期間を2020年3月31日まで行うというのです。

そうなればフルサービスの提供開始は2020年4月1日からとなり、当初予定した2019年10月からのフルサービス提供は無理だったということになります。このような先読みができないサービスに対して、多くのユーザが失望したことは否めません。

楽天モバイルのエリア以外利用できないの
無料サポータープログラムに記載されている場所が、最初のサービス提供エリアのようで、それ以外の地域に関しては2026年までに基地局を設置して、サービスインする予定となっています。

ではそれ以外の場所に移動した場合は圏外となってしまい、通話や通信ができなくなってしまうのでしょうか。

その点に関しては対応済みで楽天モバイルのエリア以外については、auとローミング接続をするようになっています。これなら安心して楽天モバイルのサービスを利用することができますね。

エリア拡大とさらなるサービス提供遅延への懸念
以前、国内大手情報メディアでこんなことが書かれていました。

その内容は楽天モバイルのエリア拡大に際して、基地局を設置できる場所の確保が今後の大きな課題となっていくだろうというものでした。その記事にはソフトバンクがエリアを拡大していく上で、土地の確保や建物に基地局を設置するときのトラブルなどが書かれていたのです。

そのトラブルとは基地局を設置する土地やスペースを貸してくれるオーナーがいなかったり、建物に基地局を設置するときに高い賃料を請求されたりするという内容でした。

楽天モバイルは携帯電話事業者としては後発となるため、少なからずその影響を受けているでしょう。このことが大きな壁となり、基地局設置のスケジュールに遅れが生じていく可能性が出てくるかも知れません。

予定している2026年までに基地局の設置が完了し、同年にauとのローミング接続の提供が終了したとき、予定したエリアをカバーできるだけの基地局を設置できているのかが少しだけ心配になってしまいますね。

楽天モバイルのサービスはどちらのサービスが良いのか
結局、10月1日からフルサービスが始まらない以上、当面は楽天モバイルが提供しているMVNOサービスを利用するのが得策といえそうです。

そして2020年4月から始まる携帯電話事業者としてのフルサービス開始に伴い、楽天モバイルのMVNOからMNOに切り替えるときに、何かしらの特典などが提供されることも考えられます。そして実際に楽天モバイルの担当者に聞くと、2020年4月には申込みが殺到する可能性があるため、今のうちに契約をしておいたほうがサービスの切り替えだけで済み、契約に時間がかかりサービスの利用まで待たされるということはないだろうとのことです。

しかし第4の携帯電話会社として期待されていた楽天モバイル。ちょっと残念なスタートとなってしまいますが、2020年4月からフルサービスの提供が始まることに期待するしかなさそうですね。