[st-kaiwa1]7月2日よりLINEモバイルは、ドコモ回線に続きソフトバンク回線を利用したサービスの提供を開始しました。
サービス開始にあわせてお得なキャンペーンも展開中で、7/2~8/31の間にソフトバンク回線で新規契約をした場合や、LINEモバイルを契約中の方がソフトバンク回線へ変更した場合、データ容量が2倍になるキャンペーンが適用されます。
これは通話プランを契約した人限定で提供されるキャンペーンですが、半年間は利用料金から900円が割引されます。
だから通話+1GBのデータ通信プランであれば、1,200円かかるところが、300円で利用できてしまうのです。
また回線変更時の手数料3,000円もキャンペーン期間なら、無料で変更が可能です。既存の利用者へも新規の利用者もお得なキャンペーン付きなら、契約してみようとか変更してみようと思いますよね。
そこに実は大きな落とし穴が隠されていたのです・・・。[/st-kaiwa1]
これでは使い物にならないほど低速な通信環境に
LINEモバイル(ソフトバンク回線)は、どのくらいの通信速度が出ているのでしょうか?やっぱり気になりますよね。
ただあくまでも格安SIMの性質上、利用される人が多い時間帯とかはどうしても遅くなってしまうものです。
ですがここ数日のLINEモバイルの通信速度は、目も当てられないほどひどいものでした。(2019現在は復旧しています。)
格安SIMとサブブランドの通信速度を24時間計測して、その情報を公開しているmobile by keisoku.ioは、LINEモバイル(ソフトバンク回線)の測定を開始していました。
サービス開始当初はかなり速度も出ており良いサービスとみられていましたが、7/13頃から昼の時間帯(12:15~45)が1.7Mbpsと遅く、さらに翌日になると昼(12:15~45)が1.2Mbps、夕方(17:30~18:00)が0.3Mbpsと、通信速度制限を受けているのと変わらない程度の速度しか出ていなかったのです。
さらに7/17の時点では、12:15~24:00まで、0.1~0.2Mbpsしか出ないほど低速化しており、半日以上は使い物にならないといった状態だったようです。
これではいくら利用料金が安くても、魅力的なキャンペーンがあっても、インターネットもツイッターも思うようにできないようでは意味がありません。
でもどうしてこのような状況になってしまったのでしょうか?
理由は申し込みの殺到
この状況についてLINEモバイルの公式ツイッターアカウントで、謝罪文が掲載されていました。
どうやら申し込みが殺到してしまったらしく、ネットワーク準備がちゃんとできていなかったためにこのような事態を引き起こしてしまったとのこと。
LINEモバイルの魅力を自分たちが過小評価していたのではないかと、思ってしまうほどの痛い失敗ですね。
LINEモバイルが提供している1GBプランは、LINEをメインに利用している人にはとっても魅力的な価格です。
しかもLINEでのデータ通信はカウントされないためLINEし放題です。
普通にインターネットを利用して月のデータ通信量制限をうけてしまったとしても、LINEは快適に利用できるというのだから、利用を限定すればこれほど安く利用できるプランはないと断言できます。
それがソフトバンク回線でデータ容量が今なら2倍になって、しかもすでにLINEモバイルを利用している人も回線変更で、手数料は無料だしデータ容量は2倍となれば、手を出さずにはいられないでしょう。
ちなみにこの症状ですが、18日に回線増強を計画中とかで、LINEモバイルとしても対応策をとる公式ツイッターで公言していますので、明日以降の通信速度状況を確認して改善されていることを確認しましょう。
改善されたLINEモバイルに注目だ!
改善された後は、サービス開始時のネットワーク品質に戻ることでしょう。
ただし格安SIMの性質を理解した上で、利用するようにしましょう。
ただしLINEモバイルは、ソフトバンクの回線だけを借用してサービスを提供している事業者ではありません。
そしてワイモバイルのようなMNOの資格を持っているわけでもありません。
ただソフトバンクとの戦略的経営統合上で、サービスを開始している点が他の格安SIM事業者と大きな違いです。
そのため、今後もLINEモバイルの動向に注目していきたいと思います。
またネットワーク品質についても、利用者の声を集めてどう変わっていったかをチェックしていきたいと思います。