AppleスペシャルイベントではメインとなるiPhone11、iPhone11 Pro/11 Pro Max以外にも、Apple Watch Series 5や、iPad(7世代)などが発表されました。
発表されたApple WatchやiPadのスペックや新機能などをチェックして、購入するかしないかを判断したいと思います。
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Appleスペシャルイベントで発表されたガジェットの魅力
Appleスペシャルイベントの中で、Apple Watch Series 5とiPad(第7世代)の進化した機能や、使えるようになったガジェットなどが紹介されていました。しかもどちらのガジェットも納得のいく進化を遂げたため、すでに今利用されている人でも欲しくなってしまう仕上がりとなっています。
ディスプレイが消えない!Apple Watchの登場
2019年に発売されるApple Watchは、今まで実現することができなかった常時点灯を可能にして登場しました。Apple Watchは搭載しているバッテリー容量が少ないため、常時点灯なんか絶対ムリだと思ってしまうかもしれません。
しかしApple Watch Series 5には、それを実現してしまうチューニングがされていたのです。まずディスプレイを触らずにしばらく時間が立つと、Apple Watchはディスプレイのリフレッシュレートを60Hzから1Hzへと低減させるようになっています。
リフレッシュレートの60Hzとは1秒間に60回ディスプレイをリフレッシュしていることを表す数字で、この数字が高ければ高いほど残像が残らない映像を映し出すことができます。ですがApple Watchでは残像が残らないほど高速でディスプレイをリフレッシュする必要はありません。
リフレッシュレートを1Hzまで下げることで、余計な電力消費をさせずにディスプレイに文字盤を表示し続けることができるようになりました。しかもそれでいて、Apple Watchのバッテリーで稼働する最大時間は前モデルと同様の18時間を誇っています。
文字盤が常に表示されたままの状態であれば、あからさまに時計を見る仕草やディスプレイをタッチしなければならなかったApple Watchも、ちょっと横目で見るだけで時間を確認することができるのがいいですね。
Apple Watch Series 5は高級腕時計の仲間入り
Apple Watchにはいくつかのブランドがあって、NIKEとコラボレショーンしているNIKEモデルや、HERMESのおしゃれなバンドを採用したモデルです。さらにApple Watchの筐体にセラミックを採用した高級モデルのApple Watch Editionが存在していました。
NIKEやHERMESのモデルは毎年アップデートされて発売されていましたが、Apple Watch Editionについては前モデルで姿を消してしまいました。おそらく価格が14万円近くになってしまうことから、かんたんに手が出せないモデルだからかも知れません。
このApple Watch Editionが新たな素材を採用してApple Watch Series 5に帰ってきました。その素材は高級腕時計に採用されているチタニウムと、これまでと同様にセラミックを採用したモデルの復刻となったのです。
Apple Watch Series 3も低価格で発売続行!
Apple Watchを利用したことがない人にとって、5万円近い金額を支払うのはなかなか勇気がいることですが、そんな人にはApple Watch Series 3がオススメです。
価格がGPSモデルなら38mmが19,800円、GPS+Cellular版なら30,800円と非常に手軽な値段で購入することができるので、いきなり高額なモデルを購入するのはちょっとと壁を感じてしまう方は、Apple Watch Series 3を入門機として考えてもいいかもしれませんね。
Apple Watch Series 5は9月20日に発売を開始していますので、気になったらすぐにApple Storeか家電量販店のAppleコーナーに駆け込んで予約をしましょう。
iPad(第7世代)もアップデートして登場
イベントで紹介されたiPad(第7世代)は、これまで9.7インチだったiPadの流れを打ち破った10.2インチモデルとして登場しました。ディスプレイのインチ数だけをあげてきたのかと思いきや、本体のサイズまでもアップされていたのです。
ここでなぜベゼルレスディスプレイを採用しなかったか、疑問に思ってしまったのですがその明確な理由が存在しました。それがiPad(第7世代)、Smart Keyboard対応です。
前モデルであるiPad(第6世代)や、これまでのiPadもBluetooth接続ができるキーボードなら利用することができました。しかしBluetooth接続できるキーボードの場合、ドライバの関係で日本語と英数の入力切り替え方法が違ったり、キーボードに刻印されているとおりに入力できなかったりと、利用しにくいと感じでしまうことが多々あります。
しかもBluetoothキーボードは初めて利用する際のペアリング設定や、バッテリーの状況を確認したりする必要があります。
このようにキーボードを利用するだけでも結構な手間がかかってしまうのですが、Apple純正のSmart Keyboardならペアリングの設定は不要だし、バッテリーもiPadから供給されるので気にする必要はまったくありません。
しかも文字入力もMacBookと同じ方法で行えるので「あれ?どうやって入力を切り替えるんだっけ?」と悩むこともありません。
さらにSmart KeyboardはiPadを立てて利用するスタンド代わりにもなるし、iPadを守るためのカバーを別途購入する必要もないのです。そのSmart KeyboardがiPad(第7世代)から利用できるようになったのは、とても嬉しい進化といえるでしょう。
でもApple公式サイトでは、iPad(第7世代)用のSmart Keyboardは販売されていません。実はiPad Air向けに発売されたSmart Keyboardを利用することが可能になったのです。でもiPad Airはディスプレイのインチ数が違うので、Smart Keyboardと本体の大きさが合わないのではないかと心配になってしまいますよね。
ですがiPad(第7世代)は、ディスプレイサイズをアップしたときにベゼルレスディスプレイを採用していませんでした。これはSmart Keyboardを利用するために本体の大きさもディスプレイサイズに合わせて、一緒に大きくなったのです。
そしてその大きさはなんと、iPad Airと全く同じとなっています。これがiPad(第7世代)でSmart Keyboardが利用できるようになったからくりでした。iPad(第7世代)とiPad Airが同じサイズとなったということは、もしかするとiPad AirのケースをiPad(第7世代)で流用することができるかもしれませんね。
このあたりは家電量販店で、販売されているケースをチェックしておくといいでしょう。
iPad(第7世代)のスペックは前モデルを踏襲
Smart Keyboardが利用できるようになっただけでも購入したくなるiPad(第7世代)ですが、その他の違いについては前モデルであるiPad(第6世代)とほとんど変わりはありませんでした。
しかし搭載されているOSが、これまでのiOSからiPadに最適化されたiPad OSにアップデートされています。しかもiPad OSではあくまでもアクセシビリティとして、マウスの操作もサポートされるといわれています。そうなるとパソコンとまったく同じような利用方法が可能になるので、Smart Keyboardの対応をAppleは勧めてきたといっても過言ではないでしょう。
そしてiPadに最適化されたiPad OSも、2019年9月25日深夜2時頃からダウンロード提供が開始されました。かなり大きなアップデートとなるので、ダウンロードやインストールなどに時間がかかってしまいますが、それでも新しいiPad OSが気になってしまう方はバックアップをしっかりとってからアップデートしましょう。
2019年に登場したApple Watch Series 5とiPad(第7世代)は購入するべきか
まずApple Watch Series 5ですが、健康面や日々の生活をサポートしてくれる機能はもちろん、時計としても十分な進化を遂げて登場しました。
さらにチタニウム素材を利用したモデルは、高級腕時計と変わらない輝きを放っています。これから時計を購入しようと思っている人は、時計だけではないiPhoneとの親和性の素晴らしさを実感するのもいいかもしれません。
またiPad(第7世代)は、Apple PencilもSmart Keyboardも利用できるようにあったガジェットです。そのため学業に利用するのはもちろん、ビジネスマンのカバンの中に忍び込ませてもいいかもしれません。専用のキーボードがリリースされるだけで、いろいろと視野が広がるiPad(第7世代)も購入すべきガジェットといえるでしょう。
2019年に発売されるiPhone11、iPhone11 Pro/11 Pro Max、Apple Watch Series 5、iPad(第7世代)を購入して、学業やビジネスなどにどんどんiPad(第7世代)を利用していきましょう。