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BIGLOBEが取扱を開始!?老舗スマートフォンメーカーの本気モデル「BlackBerry KEY2」を採用だ!

 

 

昔、現在発売されているフルスクリーンディスプレイを搭載したスマートフォンが登場していなかった頃、スマートフォンはパソコンで使うような配列のハードウェアキーボートを搭載したモデルが、業界の先頭を走っていた時代がありました。

 

ハードウェアキーボードを搭載したモデルで有名だったのがBlackBerryというスマートフォンで、NTTドコモがビジネス向けモデルとして取り扱っていたぐらい、当時のビジネスマンは持っていて当然のモデルだったのです。

 

そんなBlackBerryもiPhoneやAndroidスマートフォンの使いやすさや人気の高さには勝てず、国内市場からその姿を消す結果となってしまったのです。

 

BlackBerryは海外スマートフォン市場でiPhoneやAndroidスマートフォンのように目立つ事はありませんでしたが、最新モデルを発売し続けていました。その中でBlackBerryは時代に併せた進化を遂げ、再び国内スマートフォン市場に登場、しかも携帯電話会社からの発売という形ではなく、SIMフリースマートフォンとして復活してきたのです。

 

それから数年間はSIMフリーとして、次々と新しいモデルを国内市場に投入していました。そのBlackBerryの最新モデルが格安SIM事業者であるBIGLOBEから発売されることが決まったのです。

 

■時代にあわせた進化を遂げて帰ってきたBlackBerry

現在、国内で販売されているスマートフォンの多くがiOSかAndroid OSです。しかしこの2つ以外のOSを搭載したスマートフォンをここ近年見たことがあるでしょうか。

 

答えはノーです。

 

マイクロソフトが頑張って数年間リリースし続けたWinodws Mobile OSでさえ、提供を早々とやめてしまいアプリの提供に方針転換しています。どうして新しいOSを搭載したスマートフォンが登場しないのか、登場したとしても長続きできないのかを考えてみました。

 

その答えはおそらくiOSとAndroid OSの圧倒的なアプリ数ではないでしょうか。

 

iOSもAndroid OSもゲームからビジネスまで、非常に幅広いジャンルのアプリをたくさんリリースしています。アプリ数が売れるスマートフォンの条件であることを理解していたBlackBerry社は、自社開発のBlackBerry OSを搭載したモデルを発売したとしても「売れない」と判断、それまで育てあげてきたBlackBerry OSを捨ててAndroid OSを搭載したモデルを登場させたのです。

 

こうしてBlackBerry OSの欠点であったアプリ数を克服したBlackBerryは、「あの頃の便利さが帰ってきた」と往年のBlackBerryファンを喜ばせたことでしょう。また今までiPhoneのようなフルスクリーンタイプのスマートフォンしか見たことがない人たちにとっては「何これ?」と気になる存在感のあるスマートフォンになったのではないでしょうか。

 

■BIGLOBEが取り扱い始めたBlackBerry KEY2とは

BIGLOBEが取り扱いをはじめたBlackBerry KEY2は、2018年夏にSIMフリースマートフォンとして国内で発売されたモデルになります。国内ではカラーがシルバーで内蔵ROMが64GB、DSDS対応のBBF100-8と、カラーがブラックで内蔵ROMが128GB、シングルSIMのBBF100-9の2つでした。

 

  • CPU性能と搭載RAMはどの程度か

それ以外のスペックはどちらも同じで、CPUはSnapdragon660のオクタコアを搭載しています。

 

こちらはミドルレンジ向けのCPUの中でも上位に位置するCPUで、決してハイエンドクラスのスマートフォンに負け劣っているCPUではありません。普通にインターネットやゲームぐらいなら、快適に利用することができます。さらに搭載されているRAMが6GBと大容量になっているため、今までのAndroidスマートフォンのように、メモリを開放する頻度が下がるのではないでしょうか。

 

どうしてもメモリ容量を多く消費してしまうと、動作が怠慢になり「動作が遅い」と利用者にストレスを感じさせてしまうのですが、そのようなことは起きにくいスペックを搭載しています。

 

  • カメラ性能

搭載されているカメラですが、リアカメラはスマートフォンのスタンダードともいえるデュアルレンズで、どちらも1,200万画素となっています。フロントのカメラは800万画素で、リアもフロントも十分撮影を楽しませてくれるスペックに仕上がっています。

 

  • ディスプレイと本体の大きさ

ディスプレイは搭載されているハードウェアキーボードのため、4.5インチとスマートフォンの中でも小さめなディスプレイとなっていますが、それでも表示される情報量としては十分といえるでしょう。ただ一部のゲームなどで全体的に表示ができないといった問題が出てしまいそうですね。

 

ディスプレイも有機ELディスプレイなどではありませんが、発色もきれいで見てて目が疲れることもありません。

 

本体の大きさですが、ハードウェアキーボードのため高さはiPhone XS Maxと同じぐらいになっています。ただ重量は軽く、見た目の重厚さから「え?こんなに軽いの」と最初は戸惑うくらいの軽さです。

 

そして特筆すべきハードウェアキーボードは、いっけん使いにくそうなイメージを与えてしまうキーボードですが、このキーボードは長年に渡って利用者の声を集め、改善に改善を繰り返し、ようやく小型でも入力しやすいキーボードを作り上げたBlackBerry社の努力の結晶といっても過言ではない究極のキーボードです。

 

だから使い始めは入力しにくいと感じてしまうかもしれませんが、一度使うとその入力のしやすさが癖になり手放す事ができなくなるでしょう。

 

■どんなことができるの?

BlackBerry KEY2は先ほどもお伝えした通り入力がしやすいため、メールやメッセージなどに非常に向いているスマートフォンです。しかも長文の入力もストレスなくできるので、会社の資料の下書きを作成したり、学校に提出するようなレポートを作成したりすることに向いているモデルとなります。

 

この記事も実はBlackBerry KEY2で書き上げています。これぐらいの長さでも入力しやすいので、BlackBerry KEY2を買ったら移動中の隙間時間を利用して仕事の効率化をはかってみてはいかがでしょうか。

 

■BIGLOBEなら月額3,460円で購入できる

BIGLOBEが取り扱っているBlackBerry KEY2は、シングルSIM、内蔵ROM128GB(BBF100-9)です。

 

月額3,460円×24ヶ月で購入できるし、音声通話SIMの3GBプランであれば約5,060円で利用することができます。実は価格を調査しようとBIGLOBEのサイトをチェックしようとした際、BlackBerry KEY2は品切となっていて、選ぶことができないようになっていました。

 

4月12日に入荷するようなので、購入できないのではないかと心配する必要はありません。ただし今後も同じような事態が発生しないとも限らないので、欲しいと思ったときに契約するようにしましょう。

 

■変わったスマートフォンを取り扱えるのは格安SIM事業者の特権

ちょっと変わったデザインや機能をもったスマートフォンは、格安SIM事業者がもっと取り扱うべきではないでしょうか。このようなスマートフォンの扱いは、携帯電話会社や他の格安SIM事業者との差別化のためにも続けるべきです。

 

そして世界には本当に変わったデザインのスマートフォンがたくさん登場しています。過去にはデジカメにスマートフォン機能を搭載したモデルや、音楽携帯プレイヤーのようなスマートフォン、非常にコストパフォーマンスのよいモデル、バッテリーを18,000mAhも搭載したスマートフォンなどが登場しています。

 

このような変わったスマートフォンを取り扱うことで、格安SIMサービスを使って楽しむ体験を売りに出すことさえできるのです。

 

そしてその一歩を踏み出したBIGLOBEは、これからもBlackBerryだけではなく、世界で発売されている変わったスマートフォンを扱い続けて欲しいものですね。