仕事やプライベートで利用する電話番号を分けておくと、仕事のオン/オフが管理しやすくなるし、仕事で利用した通話時間や料金の管理もしやすくなるといったメリットがあります。
でも2つの電話番号を持つと、スマートフォンをもう1台持ち歩かないといけないし、デュアルSIMのスマートフォンを購入すれば良いかもしれませんが、プライベートのメールや電話番号を完全に分離して管理することができません。
そんな人に2台目として超オススメなのが「カード型携帯電話」です。
カード型携帯電話には、SIMフリーモデルや携帯電話会社から発売されているモデルもあるので、自分の使い方に合わせた選択ができます。
そんなちょいかわなカード型携帯電話を2つピックアップしてみました。
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クラウドファウンディングから生まれたNiche Phone-S
初めて見た時は「電卓?」と思ってしまうようなデザインにびっくりしてしまうかもしれませんが、ちゃんとした4G回線が利用できるSIMフリー携帯電話です。
SIMフリーだから格安SIMも利用できるし、ドコモとソフトバンクのSIMカードなら利用可能と公式サイトでも公開されています。
auは通信規格が他社と違っているので、auやau回線を利用している格安SIMはちょっと残念ですが利用することができません。
でも2台目として利用することが想定なので、メインがauだったらドコモやソフトバンク、au回線以外を持つことで2018年に発生したソフトバンクの通信障害のような事態になっても、「電話ができない」とか「インターネットに接続できない」って心配する必要がありません。
話は変わって、Niche Phone-S 4Gのスペックについてちょっと触れていきましょう。
・Niche Phone-S 4Gのスペック
本体のサイズは高さ90mm、幅50mm、厚さ9.5mmと、クレジットカードなどと同じサイズになっています。さらに重さは52gと、非常に軽量なのでポケットに入れていても重いと感じることはないでしょう。
もしも2台目にスマートフォンを持ち歩いたとしたら、サイズや重さが気になってしまい結果として良く利用する方のスマートフォンしか持ち歩かなくなってしまうでしょう。
気をつけなければいけないのが、ポケットにしまったまま忘れてしまうことです。
・Niche Phone-S 4Gの機能
こんな小さな携帯電話だと機能としては電話ぐらいかSMSぐらいしかないだろうと思ってしまうかもしれませんが、Niche Phone-S 4Gにはテザリングやボイスレコーダー機能、SMSやアラーム、音楽だって楽しむことができるようになっています。
ドコモからもカード型携帯電話が登場
Niche Phone-Sをみたドコモ陣営は、カード型携帯電話に2台目としての需要があると判断したのか、同じようなカード型携帯電話を発売しました。
しかもドコモが用意したのは、カード型のスマートフォンKY-01Lです。
カード型なのにスマートフォンと聞くと連続待ち受け時間が極端に少ないとか、タッチパネルは搭載していないモデルなのかなど余計な詮索をしてしまいます。
・KY-01Lは電子ペーパーで省電力化を実現
スマートフォンで最も電力を消費するディスプレイに、KY-01Lは電子ペーパーを採用しました。
電子ペーパーは一度表示した情報を書き換えない限り電力を使用しないで表示し続けることができるので、省電力にはとっても適しています。
ただ電子ペーパーはカラーで表示することができず、早い書き換えが必要な動画などの再生には向いていないので、KY-01Lはあくまでも2台目としての利用となってしまうでしょう。
それでもメインにスマートフォンを持っているのだから、動画や音楽再生などはメインで利用しているスマートフォンに任せて、メモやスケジュールなどの確認にKY-01Lを利用するなど使い分けができるかもしれませんね。
・KY-01LはSIMフリーなの?
このKY-01Lはドコモから発売されているモデルなので、SIMフリーモデルではありません。
でもSIMロックを解除できる機能を搭載したスマートフォンなので、一括購入なら即日、分割で購入しても購入から101日後にはSIMロックを解除してSIMフリースマートフォン化させることができます。
2019年の今年は品揃えが増えていくかも
スマートフォン全盛となった現代でも折りたたみ式やストレートタイプの携帯電話が未だに発売されているのは、スマートフォンのような多機能なモデルは必要がなく、電話やメールが利用できれば十分という人のニースがあるからです。
それに本体代もスマートフォンから比べると、比較的に安価に購入できますからね。
さらに2019年には、スマートフォンを携帯電話会社から購入した際に適用されていた割引が禁止となります。そのため消費者は全額スマートフォン代を負担するようになり、政府が掲げている携帯電話代を安くする政策は、スマートフォンなどの本体代を除く部分では安くなるのかもしれません。
それでもスマートフォン代という大きな負担が増えるため、トータルコストを見ると毎月かかる携帯電話代は増加といえるでしょう。
すでに海外ではカード型や超小型のスマートフォンなど、さまざまなデザインのスマートフォンが次々と発売されているので、今まで見たことがないようなデザインのスマートフォンや携帯電話が続々と国内でも発売されるでしょう。
今回紹介した2つのモデルはちょっと大げさかもしれませんが、新たな携帯電話市場に3回目の改革を起こす鍵となる端末になるのではないでしょうか。
はじめは携帯電話の登場、2回目の改革はスマートフォン、そして3回目は高性能な低価格携帯電話やスマートフォンです。
なおこの2つのモデルを実機でチェックしたい人は、Niche Phone-Sならビックカメラやヨドバシカメラの家電量販店、ドコモKY-01Lはドコモショップや家電量販店でチェックできます。